今回は、坂道散歩ついでに見つけた場所なのですが、この界隈の地形具合にも関係しそうな場所ということで取り上げておきたいと思います。
写真1
いきなりですけど、それがこちらです。(写真1)
不動坂(NO.358)の坂下から伸びる道を北西にすこし歩いたところにある場所です。
写真1の左側の道路からも見えるのですぐ見つかると思います。
現地には案内看板やら石碑がありました。
奥の看板にはどうやらこのフェンスの向こうに「成城みつ池」があることが書かれていましたね。
このあたりは国分寺崖線の崖下にあたる場所なので、おそらく前に取り上げた「成城・喜多見不動堂の階段」でもでてきた湧水と関係した池だと思われますが、僕はこちらのほうは詳しくないので軽く触れるだけにして、今回気になったのは、写真1手前の石碑ですね。
説明を読むと、「せたがや百景 成城3・4丁目の崖線」というタイトルが付けられていました。
こういうのってたいていは崖上なんかにありそうなんですけど、今回の石碑は崖下のこの場所にあるところに驚いてしまったわけなのですよ。(ただし理由はあとでわかるんですけどね。)
しかも成城3丁目といえば、ここから南東にけっこう歩いて、小田急の線路を超えたエリアなので、なおさらでしたね。
ただ帰ってから調べてみると、成城3・4丁目の崖線というのは、写真1右側に広がっている崖線全体のことを指しているようでしたね。
なお石碑には、タイトルのほかに詩的な説明文も書かれていたので、そのまま抜粋するとですね、
『崖線に沿って緑が豊かに残されています。低地に下る坂は両側の深い緑で隅取られ、台地との間に陰影をかたちづくります。まちに変化に富んだ散歩道があることは素晴らしいことです。』
とありました。
ちなみに「せたがや百景」とは、区が世田谷の風景に関心を持ってもらうことを目的に昭和59年に選んだ風景とのことです。
写真2
石碑のある場所からすぐのところに謎の階段があり、ちょうど今回の崖下から崖上をみる視点と重なっていたので、おもわずぱちりと。(写真2)
地図でみると、階段上あたりは「世田谷区立成城みつ池緑地」になっていたので、この階段は緑地を管理する方が使う階段のようですね。
そんなわけでこの写真2の緑にあふれ高低差感のある風景をみると、石碑の説明にもあった「崖線に沿って緑が豊かに残されています。」という言葉がしっくりきそうですし、崖線に沿った緑を感じるという点でも、この崖下のほうがたぶんわかりやすいので、そういう意味でも石碑がこのあたりに設置されたとみるのが妥当かもしれないなあと。
ちなみに”崖線”とは文字どおり崖が連続している地形のことで、一般的にも崖線は自然のままに残っていることが多く、ここもそのパタンどおりとも言えそうですね。
しかも、ここは世田谷区立成城みつ池緑地として、区があえて昔のまま残そうとしている場所なので、かなり貴重な崖線の風景とも言えるので、そういう意味でもこの成城3・4丁目の崖線は、せたがや百景のうちのひとつになっているのかもしれないですね。
ということで、今回はこんな感じです。
地図
世田谷区成城4-22
関連リンク:
→ 不動坂(NO.358)/世田谷区 /富士山も見える成城の坂道 - 東京坂道さんぽ
→ 成城・喜多見不動堂の階段 /世田谷区 /富士山も見えるかも? - 東京坂道さんぽ
→ 成城みつ池緑地 | 世田谷区ホームページ
写真1
いきなりですけど、それがこちらです。(写真1)
不動坂(NO.358)の坂下から伸びる道を北西にすこし歩いたところにある場所です。
写真1の左側の道路からも見えるのですぐ見つかると思います。
現地には案内看板やら石碑がありました。
奥の看板にはどうやらこのフェンスの向こうに「成城みつ池」があることが書かれていましたね。
このあたりは国分寺崖線の崖下にあたる場所なので、おそらく前に取り上げた「成城・喜多見不動堂の階段」でもでてきた湧水と関係した池だと思われますが、僕はこちらのほうは詳しくないので軽く触れるだけにして、今回気になったのは、写真1手前の石碑ですね。
説明を読むと、「せたがや百景 成城3・4丁目の崖線」というタイトルが付けられていました。
こういうのってたいていは崖上なんかにありそうなんですけど、今回の石碑は崖下のこの場所にあるところに驚いてしまったわけなのですよ。(ただし理由はあとでわかるんですけどね。)
しかも成城3丁目といえば、ここから南東にけっこう歩いて、小田急の線路を超えたエリアなので、なおさらでしたね。
ただ帰ってから調べてみると、成城3・4丁目の崖線というのは、写真1右側に広がっている崖線全体のことを指しているようでしたね。
なお石碑には、タイトルのほかに詩的な説明文も書かれていたので、そのまま抜粋するとですね、
『崖線に沿って緑が豊かに残されています。低地に下る坂は両側の深い緑で隅取られ、台地との間に陰影をかたちづくります。まちに変化に富んだ散歩道があることは素晴らしいことです。』
とありました。
ちなみに「せたがや百景」とは、区が世田谷の風景に関心を持ってもらうことを目的に昭和59年に選んだ風景とのことです。
写真2
石碑のある場所からすぐのところに謎の階段があり、ちょうど今回の崖下から崖上をみる視点と重なっていたので、おもわずぱちりと。(写真2)
地図でみると、階段上あたりは「世田谷区立成城みつ池緑地」になっていたので、この階段は緑地を管理する方が使う階段のようですね。
そんなわけでこの写真2の緑にあふれ高低差感のある風景をみると、石碑の説明にもあった「崖線に沿って緑が豊かに残されています。」という言葉がしっくりきそうですし、崖線に沿った緑を感じるという点でも、この崖下のほうがたぶんわかりやすいので、そういう意味でも石碑がこのあたりに設置されたとみるのが妥当かもしれないなあと。
ちなみに”崖線”とは文字どおり崖が連続している地形のことで、一般的にも崖線は自然のままに残っていることが多く、ここもそのパタンどおりとも言えそうですね。
しかも、ここは世田谷区立成城みつ池緑地として、区があえて昔のまま残そうとしている場所なので、かなり貴重な崖線の風景とも言えるので、そういう意味でもこの成城3・4丁目の崖線は、せたがや百景のうちのひとつになっているのかもしれないですね。
ということで、今回はこんな感じです。
地図
世田谷区成城4-22
関連リンク:
→ 不動坂(NO.358)/世田谷区 /富士山も見える成城の坂道 - 東京坂道さんぽ
→ 成城・喜多見不動堂の階段 /世田谷区 /富士山も見えるかも? - 東京坂道さんぽ
→ 成城みつ池緑地 | 世田谷区ホームページ