今回は渋谷の繁華街でもあり渋谷区役所からすぐの場所にあるシスコ坂です。
坂上は無国籍通りに、坂下は井の頭通りに面していて、坂道スロープと階段がある坂道でもあります。
グーグルマップには「神南小学校西側階段」と書いてあったりします。

[坂上からの眺めと壁アート]


シスコ坂(NO.354)1
写真1

まずは坂上あたりより。(写真1)
坂上の通りが無国籍通りと名付けられているからというわけではないですが、坂上からの景色もなんか無国籍感ありましたね。

あとは左側に店名なのか「downstairs」と書かれている看板もあったりアイストップの部分には壁アートが描かれていたりと、なんともいえないこの階段と周辺の店々との一体感を感じる空間づくりも印象的でした。

シスコ坂(NO.354)2
写真2

階段を降りて、坂上からも見えていた壁アートをぱちりと。(写真2)
駐輪禁止の柵と壁アートの自由さとのコントラストがなんともいえない感じでした。

ただ僕の記憶では、以前このあたりに自転車がけっこう停まっていた記憶があるので、こういう施策も仕方ないとは思いましたね。

[坂道中腹あたりの様子と坂名について]


シスコ坂(NO.354)3
写真3

写真2の背後の風景です。(写真3)
階段とまわりのお店との一体感がかなりありますね。

それもそのはずで、ここの坂名は「シスコ坂」(通称)と呼ぶそうなのですが、これはアナログレコード販売で有名だった「シスコ・インターナショナル」の本店が、この写真3の右側のビル(柳光ビル)にあったことに由来するらしいです。
シスコ・インターナショナルのお店は、アナログレコード全盛の時代、大人気店だったらしいですね。
ただ今のネット配信が主流になる前のCDに変わった頃から低迷し、2008年にシスコ・インターナショナルは幕を閉じたそうです。

ちなみに、いろんな方のネット情報では、写真3の右の店舗前あたりに「柳光ビル&シスコ坂のモニュメント」という坂の碑のような説明板が現地にあるみたいなのですが、僕が歩いた時は気が付かなったので、上記のことはネットに上がっている情報を元にまとめてみたものです。

(なので、また現地を歩いたときに案内板写真に撮っておきますよ。とりあえず、坂道散歩は現地情報を完璧に調べてから書くという手もありますが、一方で、このブログのようにアップデートを繰り返すという方法もあると思うので、今回はそのまま状況をお伝えすることにしてみました。)

[坂下あたりの様子]


シスコ坂(NO.354)4
写真4

シスコ坂はS字クランクの道なので、坂上から見えていなかったのですが、中腹あたりから下は坂道になっていました。(写真4)
しかもけっこうな勾配具合でしたね。

シスコ坂(NO.354)5
写真5

最後は坂下からのものなど。(写真5)
坂上あたりの賑わいと比べてしまうとなんとなく殺風景に感じてしまいますけど、この変わり具合がおもしろいとも言えますかね。

ということで、今回はこんな感じです。

地図:渋谷区宇田川町10あたり


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