あぼ坂というそうです。
場所は坂上で大木戸坂(NO.349)とつながっていて、靖国通り沿いにある坂道です。

大木戸坂(NO.349)と同じくこの坂道も、このまえの東京オリンピックで、もし都内でマラソンレースが行われていたとしたら、ちょうどマラソンコース上にある坂道でもあったりします。


安保坂(NO.350)1
写真1

まずは坂下あたりからの景色でも。(写真1)
靖国通り沿いの坂道ということもあって、道幅は広めでしたね。

あとは、高低差もなかなかなのですが、ここ数年で道路右側に見えているとおりの高層マンションが次々とできたこともあり、坂道風景的にはだいぶ印象が変わったかもしれないです。

坂名については、いつもの坂の碑があり、説明では昭和19年に都道と認定された新しい道路で、坂名の安保は、この地に男爵安保清種海軍大将が住んでいたことに由来するとのことが書かれてありました。


安保坂(NO.350)2
写真2

こちらは坂下あたりにある歩道橋と案内旗です。(写真2)
これってやはりこの坂道がマラソンコースとして予定されていたことと関係あるんだろうなあと思いながら、せっかくだからオリンピックに関連しそうなものということで記念に撮ってみました。


安保坂(NO.350)3
写真3

この際なので、歩道橋からの安保坂の様子など。(写真3)
ここからだと高低差具合はちとわかりにくいですけど、坂道と周辺との関わり具合はわかりやすかったですね。


安保坂(NO.350)4
写真4

ちなみにこの歩道橋のすぐそばには、小泉八雲旧居跡と書かれた案内板がありました。(写真4)
説明によれば、小泉八雲はこの地に1896年から1902年まで住んでいたとのこと。

ということは、やはり小泉八雲もこの坂道を上り下りしたんでしょうね。


安保坂(NO.350)5
写真5

最後は一気に坂上あたりまできて、坂下方向を眺めてみました。(写真5)
カーブ具合や高低差具合といい、周りの背の高めのビルとのコントラスト具合といい、なかなか興味深い風景でしたね。

この景色を見てしまうと、やはりここを下っていく選手の姿を見てみたかった気もしますが、こればかりは仕方ないですよね。

ということで今回はこんな感じです。

地図
新宿区富久町