先月末ですかね、DESIGNARTなるイベントで青山界隈をぶらぶらとしていたら、階段関連のアート作品があったので、忘れないうちに取り上げておきます。

階段アート?1
写真1

青山通りに面したエイベックスビル内のエントランスには大階段があり、そこに写真1のような感じで、銀色のバルーンが置かれてありました。(^^) (写真1)

写真1は階段下から撮ったものですが、全景とらえきれていませんね。。
それほど大きな作品だったというわけなのですよ。

階段アート?2
写真2

こちらは階段上から見てみたものです。(写真2)
これで全景が見えましたかね。

形は火の玉というか魂というか、浅草のアサヒビールのビル屋上にあるあのオブジェぽいというか。

それはともかく、この作品は、「2021#Tokyo Scope」という名前がつけられていて、アーティストの藤元明さんと建築家の永山祐子さん、そしてビルの中の会社であるエイベックスによるインスタレーション作品とのことでした。

まあこれは、銀色のバルーンだけでは成り立たないし、ビルの大階段だけでも成り立たない作品なので、おもしろいですよね。

階段アート?3
写真3

次は外に出て、ビルの公開空地からも作品を見てみたのですが、そこには写真1と2でも見えていた赤い線が足元まで引かれていました。(写真3)

これはどうやら、作品の一部ということみたいで、DESIGNARTの公式サイトには、『会場のエイベックスビルは、新国立競技場などのヘリテッジゾーンと、六本木ヒルズを含む東京ベイゾーンの2方向を串刺すように建てられています。会場の持つ都市軸に、2021年に焦点を合わせた時間軸を重ねる。この2つの軸線の焦点を可視化し、東京のこれからを問うていきます。』という説明が書かれてありました。

なお、ヘリテッジゾーンと東京ベイゾーンについて、さらりと調べてみると、東京都オリンピック・パラリンピック準備局のサイトにありましたよ。


階段アート?4ゾーン


サイトには、ゾーンの説明がわかりやすく描かれている図がありましたので、拝借してみました。
要は、東京2020大会での会場計画のようで、かなりおおまかですね。

ちなみに、図のヘリテッジゾーンと東京ベイゾーンの交差する場所をみてみると、東京タワーの南側にある増上寺とか浜離宮恩賜庭園あたりが、交差ポイントなのかなと。(まあそれがなんなのかという話ではありますけど。計画するかたは意識してもいいのかなと。)



地図

そして、さっきのビル内に描かれていた都市軸をグーグルマップにおとしてみたのがこちらですね。
家マークの紫のピンがある場所がエイベックスビルのある場所で、各写真でも見えていた都市軸なる赤のラインに該当するものが、地図上の紫のラインですね。
なるへそ。

階段アート?5
写真4

青山通りからのビルと作品の位置関係はこんな感じでした。(写真4)

ここに来たのははじめてですが、かなり大通りからセットバックしていますね。
街並み的には賛否両論ありそうですが、なんかこの広い場所でイベントでもしようと考えているんですかね。
(というか、それがこれだったのかな。)

階段アート?5-2
写真5

ちなみに、都市軸という視点でいえば、エイベックスビルのすぐそばの青山通りに面した場所が空き地になっていて、さっきの都市軸上にあった六本木ヒルズまでがすこーんと見えるポイントもありましたよ。(写真5)
しかも、右側に見えている道路が、実は坂道になっていて、奥に下る形になっていますよね。(^^)
なので、ここは都内でも珍しい六本木ヒルズがよくみえる微坂ともいえるのですよ。
(「微坂」とは、傾斜がかなり緩い坂道という意味での造語です。)

階段アート?6
写真6

最後は、おまけですが、場所はかわり表参道沿いにあるGYRE (ジャイル)内に地下から地上に上がれる階段があるんですが、そこが一面真っ赤だったんですよ。(写真6)
前からこんな真っ赤でしたっけ?
ここもDESIGNARTの会場だったので、この階段も作品(「ヘイ at ヘイトウキョウ」と名付けられていました)の一部なのかもしれないですが、真相は定かではありません。
また表参道を歩いたときにでも確認してみますよ。

ということで、今回はこんな感じです。

住所
港区南青山3-1など