今回も、軽井沢編であります。
しかも、前よりマニアックな場所になりますかね。


セゾン現代美術館の傾斜具合を楽しむ1
写真1

そんなわけで、いきなりの写真です。(写真1)
こちらは、タイトルにもあるとおり、セゾン現代美術館という美術館の入口になります。
この右横を一般道が通っているという具合のところですかね。
場所は、前に取り上げた石の教会・内村鑑三記念堂から、北へ3キロくらいの場所にあります。


セゾン現代美術館の傾斜具合を楽しむ2
写真2

写真1の入口から入るとこんな道があるんですよ。(写真2)
どこかの登山道などではなく、奥のほうが写真1に写っていた入口あたりということになります。
とにかく、こうしてみると南側から北側へと上る、けっこうな高低差具合の坂道でした。
ただ今回も、特にセゾン現代美術館を紹介するというわけではありませんので(汗)、とりあえずこの坂道の高低差具合を覚えておいてくださいね。


セゾン現代美術館の傾斜具合を楽しむ3
写真3

写真2の場所から、広大な敷地内を西側(写真2でいえば、左側)のほうに歩いていくと、やっと美術館の建物が見えてきました。(写真3)
なので、ここまでは無料で誰でも入れるわけなのですよ。
ちなみに、セゾン現代美術館の建物は1981年にできたそうで、設計者は建築家の菊竹清訓さんだそうです。(例のごとくその他の詳しいことは公式サイトのほうでどうぞ。)


セゾン現代美術館の傾斜具合を楽しむ4
写真4

こちらは、写真2と写真3の建物のちょうど間あたり(でよかったかな?)の場所に、なんとも奇妙な地形具合の場所があったので、パチリと一枚。(写真4)
後から盛ったのか、自然の地形なのかどうかはわかりかねましたが、どうみても芝生の坂道ですね。(笑)
しかも、奥のほうをみると坂上あたりと美術館の建物の屋根の関係がかなり一体物のように見えていて、まるで屋根と芝生の坂上あたりとが繋がっているかのようでした。(でも写真3を見ればそうではないことはわかりますよね。)

そして、ここで写真2の入口あたりと手前の場所との高低差具合を思い出してみるとですね、なんかここの芝生の坂道の高低差具合と似たような高さだったんですよ。
なので、元からあった地形を掘って建物を建てて、目の前の芝生の坂道は、坂上あたりが入口あたりと同じ高さなこともあり、元からあったものかもしれないと思ってみたり。。
ただ、Googleマップで、セゾン現代美術館あたりを拡大して見てみるとですね、建物を囲むように川が流れているんですよ。
そして、川との関係でいえば、今立っている低いほうの位置のほうが、元からあった場所っぽいので、やはりこの芝生の場所は後から、盛ったのではないかという疑問がますます深まっていくのでありました。


セゾン現代美術館の傾斜具合を楽しむ5
写真5

あと、写真4でもちらりと見えていたのですが、芝生の坂になにやらオブジェらしきものが見えていたので近寄ってみました。(写真5)
これは明らかに意味ありげなつくりですよね。
しかもここから見ると、屋根との一体感が半端ではなかったです。


セゾン現代美術館の傾斜具合を楽しむ6
写真6

オブジェを違った角度から見てみました。(写真6)
すると、手前の枠の中に、奥のオブジェがおさまってしまいましたよ。
しかも、その奥というか向こうには山らしきものが見えていました。
気になったので、再びGoogleマップを見てみるとですね、軸線方向には、なんと浅間山があったのですよ。
ということは。。
わざわざオブジェの枠の中に浅間山までおさまってしまうのは、あまりにも偶然すぎるので、やはり、この作品のためにこの芝生の坂道というか地形が新たにつくられた可能生が高いということなのですかね。
ちなみに、このオブジェは彫刻家の安田侃さんによる「天沐」「天聖」という作品だそうですが、さすがにそういうことに言及しているサイトはないみたいでした。

ちなみにちなみに、僕がなぜ、奥にある浅間山に驚いたかというとですね、この前のブラタモリの軽井沢編を見たかたは、ピンとくるかもしれないですが、軽井沢の成り立ちと浅間山は切ってもきれない関係だからなのですよ。


ということで、今回はこんな感じです。
そして、取り上げ始めてからずいぶんと時間が経ってしまいましたが、今回で、草津・軽井沢編の坂道散歩はひと段落です。


地図
長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140