今回は、坂道散歩の話を一休みして、2012年の9月に坂道本の紹介をして以来ひさしぶりに、本屋などで見つけた坂道本の紹介などでも。


古地図で歩く江戸と東京の坂 (単行本)
山野 勝 (著)

まずはじめは、いわずと知れた日本坂道学会会長の山野勝さんの坂道本、第三弾です。
1年半ほど前にでた本みたいです。
すでに坂道本、3冊目でまだネタがあるというのはすごいですね。
とにかくここまでくると本の中で山野さんがどういう坂道をセレクトしているのかということも楽しみのひとつになってくるかもしれないです。
ちなみに、前回の坂道本紹介の時には触れなかったので、日本坂道学会のことを知らない若い人もいるかもしれないので記しておきますけど、日本坂道学会の副会長は、昨日いいともの最終回を迎えて話題の人だったタモリさんだったりします(そのあたりの経緯は前に紹介したタモリさんの坂道本の巻末に書いてありますので気になるかたはそちらをどうぞ。)。
ただ、Wikipediaの日本坂道学会のページによれば(本の情報はすこし古いかもしれないのでのでネット情報ということなのですが)、今も会員はこの2人のみらしいですよ。



東京の「坂」と文学: 文士が描いた「坂」探訪

もう一冊は、ほんと10日くらい前にでたばかりの本です。
ある意味、オールドカテゴリーとも言っていい、文学と坂道の話をとりあげていて、タイトルもまさにという感じの「東京の「坂」と文学: 文士が描いた「坂」探訪 」という本です。
ただ過去にこういうことを堂々とテーマにして紹介している坂道本て実はなかったと思うんですよね。
内容も、過去の文豪の方々と坂道の話やら坂道心理学の話まででてきていて、村上春樹さんの作品と坂道の関係とか個人的には興味深い話もありつつと、けっこう切り口は好きな感じでした。
そして、著者のお二人は坂道学会の会長と副会長とのこと。
ちなみに、坂学会さんは、だいぶ前にメールで自前で調べたという坂道リストがあることとあわせてご連絡いただいたことがあり、存在は知っていました。
そんなわけで、個人的には、気になっていたテーマのひとつだったので、今回さっそくとりあげさせていただきました。


ということで、今回はさらりと2冊だけの紹介ですが、こんな感じです。