
写真1
いきなりですが、こういうところを歩いていると、ここを計画した人たちはなにをしたかったのか、つたえたかったのかと思ってしまうんですよ。
場所は、前回とりあげた六本木の三角地帯にある歩道橋(「とある街の風景210(すれ違えないですよ。。)」)からすぐ南にあり、六本木ティーキューブなる高層ビル(写真1でいえば右側ですね)のあしもとの道路に面してあった歩道です。
写真1でいえば、左側が三角地帯になり、写真は坂下方向からのものです。
とにかく敷地内にきれいなタイルを敷き詰めるだけならまだしも、それに加えて写真のようなフライング・バットレスのようなL字型の柱のような(まあなんと呼べばいいのかわからないので適当に言っております)、そんなものが歩道に沿って並んでいました。
そしてそして、この歩道、(見てのとおりなんですけど)坂道になっていたんですよ。
地形的にみれば、こちらも前にとりあげた「とある街の風景208(六本木一丁目駅の上にある坂道)」の坂でいえば、このあたりは坂下のほうの場所なので、ここも自然とこんな坂道になっているというわけなんです。

写真2
もうすこし坂をのぼり、坂上のほうを見てみました。
こうしてみると、道が右側のビルのカーブにあわせて曲がっていて、それにあわせて柱もいい感じで見えていて、なかなかおもしろい風景になっていました。
ただここ、こんな立派なつくりしてるんですけど、人の流れはほとんどなかったんですよね。。
でも坂道風景は前述のとおりかっこよかったです。

写真3
いちおう、すこし離れた位置からも見てみました。
こうしてみると結構な勾配具合というものわかりやすいかもです。
そして、このL字型の柱のようなもの、はじめにフライングバットレスのような感じと言いましたが、ここからみると、柱がくっついている壁が奥に見えているんですが、どうやらその壁をフライングバットレスのごとく支えている可能性があるみたいですね。(裏側は見てないのでなんともいえないのですが、手持ちの写真とここから見た感じだとです。。)

写真4
ちなみに、前回とりあげた三角地帯との関係はこんな感じで、すこしだけですが例の歩道橋もちらりと見えていたりしたんですよ。
(実は、前の「とある街の風景210(すれ違えないですよ。。)」の1枚目の写真でも右側のほうにちらりとこのバットレスもどきが見えていたりするのですが。)

写真5
こちらはまた坂にもどり、坂上あたりからの様子です。
ここまでくると、もうなんのためにつくられたのかもわからない感じの豪華な歩道であり坂道ですが、坂道風景的には都内でもなかなかめずらしいものだと思いますので、今回はそれでよしとしておきましょうかね。。

写真5
そして、フライングバットレスもどきのある坂道を抜けて、坂上のほうをみるとこんな感じでした。
こうして見ると、ここからみえる坂もけっこうな傾斜具合で、そういう意味では右側にある六本木ティーキューブなる高層ビル、かなりの高低差のある場所に面して建っていたんですね。
住所
港区六本木3-1