所在地:大田区仲池上2-5あたり

だいじん坂と呼ぶそうです。
場所は西馬込駅から西へ5分から10分くらいの間の場所にあり、坂上あたりにある馬込中学校のほうから坂下の大森第10中学校へ東に下る坂道となっていました。

大尽坂(NO.233)1
写真1

まずは、坂下からの様子など。
勾配具合もなかなかきつく、道幅も車2台くらいがちょうど通れそうなくらいの道幅の坂道でした。

大尽坂(NO.233)2
写真2

次は坂をすこし上り、坂下のほうを見たものです。
とにかく舗装具合やら歩道のブルーのペンキ舗装などけっこう坂道的には丁寧に整備されているようで、その具合は坂下のほうの道路の整備具合と比べてみても一目瞭然といった感じでした。

またここからも見えていますが、ここにもいつものように坂の碑があり、『昔、大尽(財産をたくさん持っている人)が、このあたりに住んでいたということで名付けられたという。』と書かれてありました。

あと、大田区のHPにも坂名の由来についての説明があり、
『仲池上二丁目2番と5番の間を東へ上がるかなりの急坂。昭和初期に行われた耕地整理によってできた坂道であるといわれています。坂名は、その昔大尽(財産をたくさん持っている人のこと)がこのあたりに住んでいたということで名づけられたと伝えられています。この大尽が誰であったかについては、諸説があり明らかではありません。』とありました。
ですので、ここは江戸からの坂ではなく昭和初期にできた坂道ということのようで、そんなことからも道幅なども住宅街の中の坂道の割に広めなのかもしれないですね。

大尽坂(NO.233)3
写真3

さらに坂を上り、坂の中腹あたりまできてみると、ここからも坂上の頂上あたりが見えていました。
もうこのあたりまでくると、まわりは閑静な住宅街といった感じでした。

大尽坂(NO.233)4
写真4

そして、最後は坂上からの景色など。
坂下からかなりの高低差になっているためか、まわりの景色もけっこうな具合で見えていました。
またこの坂上からの軸線は地図でみた感じでは東に向いていることもあり、ネット情報ではこの坂から富士山が見えたという情報はなかったのですが、やはりここの地形具合や高低差などから想像してみても、もしかしたら写真左側のレンガ色の建物が2階建てくらいのものだったならば、ちょうど屋根のむこうあたりに富士山見えたかもしれないんですよね。
ですので、確定ではないですがこの大尽坂も隠れ富士見坂としてメモくらいはしておいてもいいような気もしますので、この坂もいちおう富士見坂カテゴリーとして扱っておくことにしますので、あしからず。

地図
大田区仲池上2-5あたり