所在地:千代田区神田駿河台1あたり

前回の甲賀坂(NO.214)の坂上と交差している道路で、現在は明大通りとよばれている大通り自体が今回の坂道ということになり、御茶ノ水駅からも徒歩5分くらいの場所にあります。
ちなみにこの坂道には、いつものような坂の碑はなかったのですが石碑があり、そこに「文坂」と刻まれているのみだったため、実際のところここを「ふみ坂」と読むのか「ぶん坂」と読むのかどうかまではわかりませんでした。
しかもこの坂、千代田区のHPの坂紹介ページにもないんですよね。。(まあいちおう坂道本で紹介しているものはいくつかありますけどね。)

文坂(NO.215)1
写真1

で、こちらは文坂の坂下あたりであろう場所から坂上の方を眺めたものです。
わかる方はわかるかもしれないですけど、左右を走っている道路は靖国通りで、この左側エリアが神田古書街ということになります。
坂道自体は、写真ではわかりにくですけど、ゆるやかなんだけど歩いているとそれなりに傾斜具合を感じることができる坂道という感じでした。

文坂(NO.215)2
写真2

すこし坂を上って坂下のほうを見てみるとこんな感じでした。
両側あわせて5車線なのでかなり道幅広いですね。
いちおう古地図見てみましたけど、ここはやはり昔からある道みたいですけど、かつてはここまで幅広な道ではなさそうでしたよ。

文坂(NO.215)3
写真3

そして、もうすこし坂を上り、坂上のほうを見てみました。
写真ではほんとわかりにくいですけど、いちほう上り坂になってます。
しかも左側にでーんと高層ビルみえてますけど、こちらが明治大学の校舎(リバティータワー)で、建物的にもいろいろ工夫されている有名建築らしいです。
あと、写真左にはなまるうどんの看板みえてますけど、ここから左へと抜ける道路が、実は富士見坂 (NO.5)だったりします。

文坂(NO.215)4
写真4

写真4は撮った時期は違うんですけど、これが通り(というか文坂)からみた富士見坂 (NO.5)です。
ちょうど文坂側が坂上になっています。
ということは・・・。
この文坂(NO.215)も歩いた限りではどう考えても坂の途中から富士山ちら見えしてた可能性高いので、確定ではないですしだれも言ってないことですけど「富士見坂」と別名で呼んでもいいのかもしれないですね。(なので、これも「みちくさ学会」で取り上げようか迷ったんですけどね。ただもしかしたらもうすこし丁寧に調査したらいろいろな史実でてくるかもしれないのでだいぶあとに取り上げる可能性もなくはないですけどね。)

文坂(NO.215)5
写真5

そんでもって、写真5はさらに坂を上り坂下のほうを眺めたものです。
このアングルからだと坂の勾配具合や高低差具合、わかりやすいんじゃないですかね。

文坂(NO.215)6
写真6

ただすこし坂を上ると、もうこのあたりから勾配具合はかなりのゆるゆる度で、よくよく考えれば、右にリバティータワー、左に日本大学法科大学院の建物(こちらも有名建築だったりするのですが)があるので、階段で言えば踊り場のような場所になっているのかもなあと。

文坂(NO.215)7
写真7

最後は写真6からだいたい同じ場所より坂上のほうを見たものです。
見た感じではここからまたすこしだけ上り傾斜になっていますかね。
そして、正面にみえている東京医科歯科大学のビルの手前あたりが神田川ということになります。
それにしてもやっぱり道幅広いですね。
でもまあこれぐらいの道幅だと道のほうに意識いくので坂道散歩の時はおもしろいちゃあおもしろいんですけどね。

地図
千代田区神田駿河台1あたり