なんだかよくわからないタイトルですが気にしないでください。(笑)

とりあえず、今回は前回の「六本木ヒルズの消えた階段」を書き終えてから急に思いついた補足というか続き話でも。

[現存している階段]


01_六本木ヒルズの階段から古地図見比べ
写真1

すぐ隣にはヒルズがありその整備された雰囲気とは打って変わってこのくたびれ感。(写真1)
なんとも言えないです。
手前の電柱らしきものはさびてて草ぼーぼー。。

[古地図で過去の地歴を見比べてみる]


02_昭和38のヒルズ界隈
画像1

それはさておき、こちらは前回のエントリーでも載せてみたgoo古地図からスクリーンショットさせていただいた昭和38年の航空写真です。(画像1)
いちおう補足しておきますけど、地図に書かれた現在の重ね図の一番上を南北に走っている道路が今の「けやき坂通り」で、その下をクイーンとカーブしながら東に向かっている道が「さくら坂」ということになります。
航空写真の影などからかつての高低差を想像してみると、かなりの土を盛って丘にしてしまったといわれている現在のヒルズではありますけど、なんとなくその痕跡みたいなものは残しているような気もしますかね。
ただ当時そこにあった家々はなんとも無残にというかダムに沈む家々のように跡形もなくなってしまってますけどね・・・。

03_ヒルズ地図
画像2

とりあえず現在のグーグルの地図と見比べてみると、その差は歴然ですね。(画像2)

04_ヒルズ古地図
画像3

ただ、そこから一気にタイムスリップをして、同じ場所の古地図(同じくgoo古地図より拝借しました)を見てみるとですね・・・。(画像3)
でもこれだとわかりにくいですね。

05_ヒルズ古地図らくがき
画像4

そんなわけで、拝借した古地図の上から、手元にある古地図本を参考にして現在の主要な道路の位置を重ね合わせてみました。(画像4)
さすがに今の六本木通りは江戸時代にはなかったようですが、その他の芋洗坂や今のテレビ朝日通りにあたる道は昔からあったようで、そこから判断するとこんな感じになりました。
なんとなくこれ見ると、地図上では今のヒルズの敷地はある意味、昔の形に戻ったのかもなあなんて、ちょっと思ったりもしました。
ただこれは平面の見た目だけの話で、高低差などの地形の変化はおそらく昔とはだいぶ様変わりしているとは思いますけどね。

ということで、こういう話はこれ以上つっこむと本当に長い話になって延々と続けてしまいそうなので(笑)、今回はこれくらいで切り上げますけど、なんていうか、前回のエントリーでもそうなのですけど、ヒルズの失われた地形のことをとりあげると、どうしても暗黙的な雰囲気でヒルズを開発された方々の批判めいた感じになりがちなのですが、僕自身ヒルズとは、いろいろなイベントでいつも楽しませてもらっていることもありますし、昔働いていた仕事先でお世話になった上司の方がかつてヒルズ内のとある施設の設計を担当されていたこともあり(遠い目・・・。望郷の・・・。汗。)、それなりに思い入れがある場所でもありますので(でもちょっとだけ複雑な心境も混ざってますけど)、今回はそういう批判みたいなことを言うエントリーではないという気持ちも含めて、記事書いてみました。

地図
港区六本木6