NO.237
坂名:富士見坂
住所:東京都目黒区三田

今回は、こちらの坂を正式な富士見坂と書いている資料もある坂道の話です。
(というより、みちくさ学会の取材のために一緒にまわった坂で、こちらは僕的には正規な富士見坂でないと分類してしまった坂ということなんですけどね。

読み方はもちろん、ふじみ坂です。
場所はJR目黒駅から北へ徒歩10分もかからないところに日の丸自動車学校なる自動車教習所があり、その敷地の道路向こうが今回の坂道の坂上あたりになり、そこから南東へ下っている坂道です。

[坂下あたりの様子]


(目黒・富士見坂)1
写真1

こちらは坂下からのものです。(写真1)
見るからに、ドーナツリングの滑り止めがついていることからもけっこうな勾配具合だというのはわかりやすいかもですね。
あとは、すこし緑率が少ないのと、ごちゃごちゃしたつくりの電柱が、どちらかというと複雑にからみあって坂のにはりめぐらされた電線なんかよりもうっとうしく感じるなあという感じですかね。

(目黒・富士見坂)2
写真2

もうすこし坂をのぼり坂上のほうを見てみました。(写真2)
右上の立派な木の枝がぶつぶつと切られて調整されているのが痛々しい感じですけど、やはり3月なのにあまり緑がないのは、老木だからなのかもうすこし暖かくなれば増えてくるのか・・・。

[中腹あたりの様子]


(目黒・富士見坂)3
写真3

さらにもう一段、坂を上り今度は坂下のほうを眺めてみました。(写真3)
もうこのあたりまでくると坂下とは建物3階分くらいの高低差がありましたけど、左側の高い擁壁(塀でなく)やら電柱、電線のおかげであまりひらけた景色という感じではなかったです。

(目黒・富士見坂)4
写真4

でももうすこし上にきてみると、だいぶ景色もひらけてきます。(写真4)
ただ両サイドの擁壁と道路との関係をみると、これほど背の高い擁壁があることからも、どうやらこの坂道はむりやり崖地を削って道をつくった感があり、そんなこんなでここはもしかしたら新しめの坂道かもと思ったわけです。(まあ、わかりませんけどね。)

(目黒・富士見坂)5
写真5

今度はだいたい同じ位置より坂上のほうをみてみました。(写真5)
このあたりから勾配具合はぐっとゆるやかになってきます。
あと、坂道とは関係ないですけど、写真右側の電柱、よくみると金属製ですよ。
なかなか普段お目にかからないつくりの電柱かもですね。

[坂上あたりの様子]


(目黒・富士見坂)6
写真6

そんなわけでやっと坂上あたりまでやってきました。(写真6)
もう坂下のほうは見えなくなっていました。
こうしてじっくり見てみると、以外と道幅は狭かったんですね。
だから電柱やら両側の建物がせまって見えてきていたのかもしれないですね。
そしてここもいちおうは(もしかしたら)富士見坂かもしれない坂道です。
なのでかってはここからも富士山が見えたのかもしれませんね。

(目黒・富士見坂)7
写真7

最後は坂上の坂上、坂端です。(笑)(写真7)
もうここまでくると大通り沿いのビルのすきまからやっと坂道が見えているのみでした。

地図
目黒区三田2あたり

関連リンク:  
→  富士見坂【NO.237】その2/富士山が見える坂道/目黒区目黒1丁目  - 東京坂道さんぽ