もうこの時期がきたんですね。
いつもながら2度目の正月がきた気分であります。

実は今年も正月には実家の神戸に帰省(節約モードで)していました。
正月のエントリーでは書きませんでしたけど。
そいで、やっぱり東京とは違う雰囲気、自分の生まれ育った場所で落ち着いてじっくりとまわりをあらためて眺めると、神戸のことはもちろん、東京のことまでも、年末までの絞りがきいていたような視点や思考みたいなものが、ふわりと広く軽くなる感じがあって、いろんなことを思ってしまいましたよ。
でも、東京にもどると、またキューとなってくるわけで。。

そして、この1月17日になり、またふわりとなるわけです。

それにしても、もう14年が経ってしまいましたか。
なんというか、ここ数年はもうこのブログで書く必要もなくなってきているんじゃないかという自問自答の中、1月17日だけは地震のことを書いてきたという感じです。
でもまあ、やっぱりこのブログを続けている限りは、書き続けるんだろうなあとは思っていたりします。



14年_1

この写真は、いちおう今年の正月に地元をぶらりとしたときに撮ったものです。
震災当時はほとんど更地だった埋め立て島(地)から神戸の中心街の海辺にある人工島(埋立地)のほうを眺めたものです。
なんというか、ここにくると、地震の時は、ほとんどが更地で人もいない場所だったのがこの島も含めてこの数十年であっという間にどんどんできているという戸惑いみたいなものや当時のなんともいえないやりきれなさやくやしさみたいなものが、急によみがえってくるという感じで、実家に帰省するとなにかその気持ちを確認するかのようにだいたい毎年訪れる場所だったりします。(ただ海を見たいだけということも含まれますけど・・。)
でもそんなことをしているうちに当時の感情的な気持ちは年月が過ぎるごとにうすくなり、それはそれとしてどこかにまったく形をかえて数十年かけて記録していこうかなあと思いながらも、今はとりあえずもっと冷静になり、できあがってしまったものもうまく活用して、その土地に関わるひとたちが幸福になる方法(変な言い方ですが)みたいなものを考えることも大事なのかなと。
もちろんこのブログもそのうちのひとつかもしれませんし、この気持ち自体もいつ変わるともわかりませんけどね。。


14年_2