いきなりでなんですが、ここは前回の坂道散歩の中でもでてきたビール坂(NO.155)の坂下あたりにある恵比寿橋からの渋谷川の風景です。
ぱっと見は、どちらかというと、どこにでもありそうな河川の風景ともいえますかな。
ただ、いまでこそ殺風景にも見える渋谷川は、この写真のさらに奥に行き広尾の天現寺橋をこえると古川という名前に変わり、そのあたりはかって名所江戸百景「広尾ふる川」として、広重が描いた風景だったみたいですね。
絵を見てちょっとびっくりという感じでした。
あと、そのついでといったらなんですが、恵比寿橋というのも明治時代に出版された「東京遊行記」(大町桂月著)のなかで、「恵比寿橋をわたれば両行の桜人を導き・・・(略)」なんてことが書かれていて、今とはつくりが違ったかもしれませんが、すでにあった橋のようですよ。
まあ、いまでこそこんな感じで近代的なコンクリートにぬりかためられたものになってしまっていますけど・・。
ということで、この渋谷川、なんだかいろいろと話がでてきそうな感じがするので、また機会があったら、渋谷川の風景なんかもふくめて、いろいろ取り上げてみたいなあと思ったりもしましたが、いつにするかは決めてませんので、あしからず。。
住所
渋谷区広尾1あたり