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所在地:港区赤坂5あたり

さんぷん坂と呼ぶそうです。
場所は、東京メトロ赤坂駅のすぐそばにあるTBSの裏手(南側)にあり、そこから南東にくだっている坂道です。

三分坂 (NO.133)1
坂下より

坂下からの様子ですが、ドーナツ型のすべり止めが見えていることからもわかるかもしれませんが、かなりの急坂で、坂上は直角に左にカーブしているため見えていませんが、ここから見えている坂上がほぼ坂上と見ていいと思うので、かなり距離の短かい坂道でした。
また、ちょうど正面の坂上にTBSの近未来的な外観の建物がで〜んと見えており、そのコンストラストがなかなか印象的だったかもです。

三分坂 (NO.133)2
坂下あたりより

せっかくなので、今度はすこしひいた位置から坂道全体を眺めてみました。
ここから見ると、坂の碑があったあたりからみるより、なだらかにS字を描いて途中まではゆったりと上がっており、道の右側の工事中のものさえなければ、けっこういい感じに見えていたかもしれません。
なんでも、江戸東京坂道事典によると、あまりに急坂だったため、四十数年前に改修して傾斜をゆるめて延長した経緯があるらしいですよ。
あっ、そうそう、あとこの工事中の場所なんですけど、過去の坂道の写真(これは”三分坂”で検索するといくつかでてきますよ)をみると、かつてはかなり立派な石垣が坂道に沿ってあったみたいなのですが、現在は写真のようになくなっているみたいでした。
どうせ、坂下のほうとのつながりばかり考えて、坂道のことなんかてんで、無視されたのかもしれませんが、やはり、ちょっと、ショックかもです。。

三分坂 (NO.133)3
坂の途中より

そして、てくてくと坂道をのぼっています。
坂の延長線上にちょうどみえているTBSはもちろん、その手前に見えている木がすこし気になりました。

三分坂 (NO.133)4
坂上あたり

さらに坂道をのぼり、今度は坂下のほうを見てみました。
さすがに高低差のある坂道ということもあり、視界がかなりひらけていました。
ただ以前は、石垣がありその上に木々もあったようなので、今のように視界はひらけていなかったかもしれませんね。

三分坂 (NO.133)5
坂上より

そして、さらに坂上まできてみると、直角に右にカーブして坂道が下っていました。
なので、この左側に、TBS放送センターがあることになります。
ただここからみると、道を曲がったあとにあんな風景がひらけているとは想像しにくいかもしれませんね。

あと、よくみると正面に石垣が見えていますね。
(あれれ?)もしかしたら、まだ石垣部分だけ残しているんですかね。
う〜ん、わからなくなってきました。
まあ、こればかりは、できてからのお楽しみということで。。
(もし、残っていたら、上記のショックのことは撤回ということでお願いします。(笑))

ちなみに、ここには、写真にも見えていますが、いつものように坂の碑があり、
『急坂のため通る車賃を銀三分(さんぷん:百円余)増したためという。坂下の渡し賃一分に対していったとの説もある。さんぶでは四分の三両になるので誤り。』
とありました。
どうでもいいことなのですが、昔あった坂の碑には「さんぶでは四分の三両になるので誤り。」という項がないみたいで、なんだか後でつっこみの文がはいったようで、ちょっとおもしろいなあ、なんて思ってしまいましたがどうでしょ。

地図
港区赤坂5あたり