所在地:港区愛宕1
タイトルからもわかるかもしれませんが、愛宕(あたご)神社の境内にある階段坂です。
場所は、かの有名な愛宕神社内です、と、いってしまってもいいんですが、以前にとりあげた愛宕グリーンヒルズの北側に神社があり、そこから東へと下りていける階段坂です。
![愛宕坂[男坂] (NO.121) 1](https://livedoor.blogimg.jp/kf7654/imgs/3/6/36fdb94d.JPG)
坂上より
神社の側からみたものですが、見るだけでぞくっとするほどの急階段(というか崖)でしたよ。
もう、あきらかにこれは一種の登山かもです。。
ただ、この石段は「出世の石段」とも呼ばれているそうですよ。
![愛宕坂[男坂] (NO.121) 2](https://livedoor.blogimg.jp/kf7654/imgs/c/e/ce415680.JPG)
境内より
念のため、さらに奥より眺めてみましたが、まわりはうっそうとした木々にかこまれていたため、まわりの景色はあまりみえませんでした。
ただ、この愛宕山は、ご存知のかたも多いとは思いますが、昔からかなり有名な場所で、江戸名所図会にも「当山は懸崖壁立して空を淩ぎ、八十六級の石段は畳々として雲をさすが如くしょう然たり。山頂は松柏鬱茂し、夏目といへどここに登れば涼風凛としてさながら炎暑を忘る」とあり、その挿図もあるようで、いろんな意味でも印象的なところだったのでしょうね。
![愛宕坂[男坂] (NO.121) 3](https://livedoor.blogimg.jp/kf7654/imgs/f/d/fd928bac.JPG)
愛宕神社
うしろをふり返るとすぐそばに愛宕神社の本殿がみえていました。
![愛宕坂[男坂] (NO.121) 4](https://livedoor.blogimg.jp/kf7654/imgs/5/5/557c42cf.JPG)
坂の途中
そして、おそるおそる階段を下りはじめたのですが、その途中で、せっかくなので、勾配具合を記録するためにパチリと。。
![愛宕坂[男坂] (NO.121) 5](https://livedoor.blogimg.jp/kf7654/imgs/e/6/e6de5278.JPG)
坂下あたり
そんでもって、ほとんど坂下に近いあたりまできてみたところで、今度は、坂上のほうを眺めてみました。
下からみると、なんてことないように見えなくもないですが・・・。
![愛宕坂[男坂] (NO.121) 6](https://livedoor.blogimg.jp/kf7654/imgs/6/8/681d33dd.JPG)
坂下より
そんな感じで、階段の全景がみえる場所へ。
う〜ん、こうしてみるとあらためてものすごい坂道です。
ちなみに、ここには(あたりまえですが)いつものような坂の碑は、ありませんでしたが、島崎藤村の「新生」という小説のなかで、大正初期の愛宕山を描写しているところがあり『(略)見上げるやうな急な男坂の石段でも登って行くと、パノラマのやうな眺望がそこに展けて居る。新しい建築物で満たされた東京の中心地の市街から、品川の海の方まで見えるその山の上で、岸本の心はよく谷中の空の方へ行った。』とあり、昔は今ほどは木が生い茂っていなかったのかどうか、はたまた幾分かのフィクションがはいっているのかどうかわかりませんが、あきらかに風光明媚な場所として書かれていたようですね。
※上記の江戸名所図会と島崎藤村などの文は、江戸東京坂道事典から抜粋させていただきました。
(そのほかにもいろいろあるようで書いているときりがなさそうですので、詳しくは愛宕神社の公式サイトをどうぞ。。)
地図
港区愛宕1
関連リンク:
→ 港区にある高低差25.7mの坂道 -みちくさ学会
タイトルからもわかるかもしれませんが、愛宕(あたご)神社の境内にある階段坂です。
場所は、かの有名な愛宕神社内です、と、いってしまってもいいんですが、以前にとりあげた愛宕グリーンヒルズの北側に神社があり、そこから東へと下りていける階段坂です。
坂上より
神社の側からみたものですが、見るだけでぞくっとするほどの急階段(というか崖)でしたよ。
もう、あきらかにこれは一種の登山かもです。。
ただ、この石段は「出世の石段」とも呼ばれているそうですよ。
境内より
念のため、さらに奥より眺めてみましたが、まわりはうっそうとした木々にかこまれていたため、まわりの景色はあまりみえませんでした。
ただ、この愛宕山は、ご存知のかたも多いとは思いますが、昔からかなり有名な場所で、江戸名所図会にも「当山は懸崖壁立して空を淩ぎ、八十六級の石段は畳々として雲をさすが如くしょう然たり。山頂は松柏鬱茂し、夏目といへどここに登れば涼風凛としてさながら炎暑を忘る」とあり、その挿図もあるようで、いろんな意味でも印象的なところだったのでしょうね。
愛宕神社
うしろをふり返るとすぐそばに愛宕神社の本殿がみえていました。
坂の途中
そして、おそるおそる階段を下りはじめたのですが、その途中で、せっかくなので、勾配具合を記録するためにパチリと。。
坂下あたり
そんでもって、ほとんど坂下に近いあたりまできてみたところで、今度は、坂上のほうを眺めてみました。
下からみると、なんてことないように見えなくもないですが・・・。
坂下より
そんな感じで、階段の全景がみえる場所へ。
う〜ん、こうしてみるとあらためてものすごい坂道です。
ちなみに、ここには(あたりまえですが)いつものような坂の碑は、ありませんでしたが、島崎藤村の「新生」という小説のなかで、大正初期の愛宕山を描写しているところがあり『(略)見上げるやうな急な男坂の石段でも登って行くと、パノラマのやうな眺望がそこに展けて居る。新しい建築物で満たされた東京の中心地の市街から、品川の海の方まで見えるその山の上で、岸本の心はよく谷中の空の方へ行った。』とあり、昔は今ほどは木が生い茂っていなかったのかどうか、はたまた幾分かのフィクションがはいっているのかどうかわかりませんが、あきらかに風光明媚な場所として書かれていたようですね。
※上記の江戸名所図会と島崎藤村などの文は、江戸東京坂道事典から抜粋させていただきました。
(そのほかにもいろいろあるようで書いているときりがなさそうですので、詳しくは愛宕神社の公式サイトをどうぞ。。)
地図
港区愛宕1
関連リンク:
→ 港区にある高低差25.7mの坂道 -みちくさ学会
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