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所在地:港区西麻布4

うし坂と、そのまま呼び、別名として、牛鳴坂とも言うそうです。
場所は、堀田坂 (NO.84) とほぼ並行にあり、さらに北へあがっていくとあり、牛坂の坂下からすこし歩くと外苑西通りに面していて、通りに対して向かい側に、富士見坂 (NO.7) の坂下があったりします。

牛坂 (NO.85) 1
坂下より(写真1)

坂下あたりの様子ですが、ここから見ると、なかなか勾配もありそうで、道幅はすこし窮屈な感じもありますが、雰囲気は悪くない感じでした。(写真1)

また、写真にも見えているとおり、いつものような坂の碑があり、
『源経基や白金長者の伝説のある笄橋に続く古代の交通路で、牛車が往来したためと想像される。』
とありました。
ただ、これだけでは、”源経基や白金長者”のほうの言葉に気がいってしまいがちで、それなら牛車が通る坂道なら全部ついてしまうわけで、その点で僕自身あれれ?と思ってしまったのですが、いつもの江戸東京坂道事典での一文に「坂名は赤坂の牛鳴坂と同様に悪路のうえ険しかったので荷牛が難渋したことによるものであろう」とあり、これを読んでから改めて解釈してみると、別名で牛鳴坂と呼ぶことや、歴史的な奥深さもこめられて牛坂という名前になったのかなあと想像してしまいましたよ。


牛坂 (NO.85) 2
坂の途中より(写真2)

このあたりまで、上がってくると、坂下のざわざわした感じもなくなり、坂下からも見えていたのんびりな雰囲気になっていました。(写真2)
ただ、坂下あたりのらせん階段のついた細長いビルが、ニョキと見えていたのですが、こうして裏側からみると、なんだかな〜という感じでした。。(汗)

また道の両サイドには、この場所ならではの豪華というかなんというか、かなりハイソなマンションや建物がありました。

牛坂 (NO.85) 3(写真3)

そんな感じで、たぶん地図で見ても想像できそうなのですが、今回はそのうちのとあるマンションの入口あたりを撮ってみました。。(写真3)
こんなのんびりした坂道の途中に、こんな感じであると、けっこうびっくりしてしまいますよ。
でも、この坂道も名前の由来からするとけっこう歴史はある道であり坂道みたいなので、まあありといえばありと思いますけどね。(笑)

牛坂 (NO.85) 4
坂上あたりより(写真4)

ここからみると、かなりの高低差も感じられ、坂下からみた風景とはべつもののように閑静な雰囲気でした。(写真4)
そして、道からみえる緑もかなり多くなり、歩いていても楽しい坂道になっていましたよ。

地図
港区西麻布4