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所在地:港区芝公園3あたり

えのきざかと呼ぶそうです。(※下記の追伸参照。)
坂上をつらつらと歩くと東京タワーわきの道へとつながる坂で、前回の“東京タワーの坂”とは同じ道ともいえますね。

榎坂01
坂下より(写真1)

坂下あたりは、かなり広々としていて、桜田通りと面していることもあり交差点と化していました。(写真1)
また右手には東京タワーも見えているのがこの場所の特徴のひとつかもしれませんね。

榎坂02
坂の途中より(写真2)

坂の途中には、写真のように、聖アンデレ教会や聖オルバン教会というのが立て続けにあり、坂の雰囲気を盛り立てているようでしたよ。(写真2)

手前の建物が聖アンデレ教会で、その奥の茶色の建物が聖オルバン教会ということですね。

榎坂03
聖アンデレ教会(写真3)

あとこの教会は、建築家の香山壽夫氏による設計なんだそうです。(写真3)

ちなみにこのかた大学時代、僕の母校で先生をやっておられた方だったもので、直接の指導教員ではないのですが講義はまじめに受けた方なので、かなりなじみの深いかたでもあるんですよ。
HP:聖アンデレ教会  

榎坂04
聖オルバン教会(写真4)

またこの建物も、なかなかおもしろい建物でアメリカ人建築家であるアントニン・レイモンド氏の設計による教会のようですね。(写真4)
HP:聖オルバン教会  

また、この坂道のことについて“江戸東京坂道事典”によると、
『「紫の一本」に、「榎坂 増上寺裏門通り、切り通しより金地院の前を通り、牧野飛騨守殿屋敷前より下の坂を云ふ。此坂を下れば四辻あり」と書かれている。 ・・・(略)・・・   坂下の交差点、つまり飯倉の四つ辻を渡れば、さらに同名の榎坂があるが、こちら側の榎坂の名はいまでは忘れさられているようだ。』
とありました。

榎坂05
坂上より(写真5)

坂上からみると、まあ坂下ほどのインパクトはありませんが、適度な道幅と微妙にカーブしている感じやほどよい勾配ぐあいにくわえて遠景にみえているビルの様子などが、うまくあいまって良い雰囲気をかもしだしいるように思いました。(写真5)

地図:港区芝公園3あたり


追伸(2013/0324):はじめにまわった時は坂の碑はなかったので書籍からの引用でしたが、現在は坂の碑があり、ここは「永井坂」というのが正しい坂名らしいです。)