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なかなか興味深い記事をみつけました。
『ゴミが散乱しているなど環境保全の遅れから、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界遺産」への登録申請が見送られている富士山について、地元の静岡、山梨両県は自然美を求められる「自然遺産」としてではなく、文化的な意義を基準とする「文化遺産」に切り替えて登録を目指す運動に乗り出した。日本人の心のよりどころでもある「日本一の山」を世界水準にすべく、地元自治体は五年後の実現を目標に定め“リベンジ”に意欲を燃やしている。(今泉有美子)
(中略)
富士山の世界遺産登録をめぐっては、平成六年に国会で「(自然遺産)登録に向けての請願」を採択。しかし、「ゴミ、屎尿(しにょう)処理対策の管理体制が確立されていない」「利用されすぎで、改変が進んでいる」などの点が問題視され、十五年に国の検討会はユネスコの「世界遺産委員会」に推薦するリストから富士山を外す判断を下した。
(中略)
 ただ、基準が比較的明確な自然遺産に対し、文化遺産の基準はあいまいな面もあり、予断を許さない。富士山の「文化的な意義」を国際的な理解が得られるレベルに高めないと、自然遺産で“国内落選”した苦い思いを再び味わいかねない。
 富士山に不法投棄されたゴミの撤去活動をしている登山家の野口健さんは「文化財になるには『聖山』でなければならない。外国で聖なる山にゴミを捨てることは考えられず、富士山と地元の人たちとのかかわりを含め、周辺一帯にどういう文化圏を作るかを具体的に示さなければいけない」と指摘している。』
(産経新聞1月10日より)
とありました。

世界遺産とは?

たしかに、富士山はシルエットこそすばらしいですが、環境やさらに接近して細かく観察してみるとビジュアル的によくない面も多くありよね。
たしかに、自然遺産という立場でいえば、日本で一番高い山ということだけで、たしかに“高い”ことはすばらしいですが、高層ビルでたとえてもなんとなくわかりますが、ただ高いだけでは今の時代インパクトというか、人々の共感を得るのはむずかしいんじゃないでしょうかね。

そこで、文化遺産という基準に置き換えて、再チャレンジ!
これは、いいかもしれませんね。
日本の文化をかなり細かく説明しながらいかないといけないので、かなりたいへんなこととは思いますが、頑張ってほしいです。

でも、なんとなく思っていたりするのですが、富士山なんかも、このままだと将来、東京の人たちが気楽に遊びにこれるようなテーマパークのようなものになってしまいそうで、いまのうちにほんと世界遺産とかに登録しておかないと、なんか汚され放題というか開発され放題になりそうな気がしているのは、僕だけでしょうかね?
まあ、考えすぎなのかもしれませんけど・・・。

あと、ついでにいろいろ調べていたら“富士山を世界遺産に”というキャッチコピーで活動している「富士山を世界遺産にする国民会議」なんてサイトをみつけましたよ。
http://www.mtfuji.or.jp/index.html
なんか協力できることでもあれば、僕もなんかしますので、がんばってくださいね。