富士見坂20
藤坂(富士坂、禿坂) / 文京区小日向4丁目3と4の間
国道254小石川5丁目交差点から西へ下る坂です。

写真1(坂上より)
坂の標識には
『「藤坂は箪笥(たんす)町より茗荷谷へ下る坂なり、藤寺のかたはらなればかくいへり、」(『改撰江戸志』)藤寺とは坂下の曹洞宗伝明寺である。
「東京名所図会」には、寺伝として「慶安三年寅年(1650)閏十月二十七日、三代将軍徳川家光は、牛込高田田辺御放鷹(鷹狩のこと)御成の時、帰りの道筋、この寺に立ち寄り、庭一面に藤のあるのを見て、これこそ藤寺なりと上意があり」との記事があり、藤寺と呼ぶようになった。
昔は、この坂から富士山が望まれたので、富士坂ともいわれた。
『続江戸砂子』に、「清水谷は小日向の谷なり。むかしここに清水が湧き出した」とある。また、ここの伝明寺には銘木の藤あり。一帯は湿地で、禿(河童)がいて、禿坂ともいわれた。』
と書かれています。
現在は、かなり短く急な坂で道幅もせまいのですが、車はよく通る道のようですね。

写真2(坂の途中より)

写真3
周辺は住宅街ですが、坂に隣接する住宅の半分くらいは古びており、坂道自体の雰囲気を良くしているとはいいがたいかも。
新築のマンションもありますが、とくに雰囲気をよくしている感じはなかったです。
また、ここからも富士山はみえず、そのかわりにかって見えた方向には地下鉄丸の内線の車庫がみえるのみです。

写真4
(データ:傾斜10.8°、道幅3.9m)
地図
文京区小日向4
藤坂(富士坂、禿坂) / 文京区小日向4丁目3と4の間
国道254小石川5丁目交差点から西へ下る坂です。

写真1(坂上より)
坂の標識には
『「藤坂は箪笥(たんす)町より茗荷谷へ下る坂なり、藤寺のかたはらなればかくいへり、」(『改撰江戸志』)藤寺とは坂下の曹洞宗伝明寺である。
「東京名所図会」には、寺伝として「慶安三年寅年(1650)閏十月二十七日、三代将軍徳川家光は、牛込高田田辺御放鷹(鷹狩のこと)御成の時、帰りの道筋、この寺に立ち寄り、庭一面に藤のあるのを見て、これこそ藤寺なりと上意があり」との記事があり、藤寺と呼ぶようになった。
昔は、この坂から富士山が望まれたので、富士坂ともいわれた。
『続江戸砂子』に、「清水谷は小日向の谷なり。むかしここに清水が湧き出した」とある。また、ここの伝明寺には銘木の藤あり。一帯は湿地で、禿(河童)がいて、禿坂ともいわれた。』
と書かれています。
現在は、かなり短く急な坂で道幅もせまいのですが、車はよく通る道のようですね。

写真2(坂の途中より)

写真3
周辺は住宅街ですが、坂に隣接する住宅の半分くらいは古びており、坂道自体の雰囲気を良くしているとはいいがたいかも。
新築のマンションもありますが、とくに雰囲気をよくしている感じはなかったです。
また、ここからも富士山はみえず、そのかわりにかって見えた方向には地下鉄丸の内線の車庫がみえるのみです。

写真4
(データ:傾斜10.8°、道幅3.9m)
地図
文京区小日向4
コメント一覧 (3)
そうですね、このあたりは坂が密集していますよね。それと、坂下の丸の内線の車庫は、すごく変わった感じで、周辺を分断していたりするので、このあたりは地形や道も複雑ですよね。
この辺りは、丸の内線が地上に出ていて分断されているので、春日通りから小日向の住宅街へ抜けるのに重宝する抜け道なんでしょうね。