今回は、町田市にある「殿山わき水坂」を取り上げてみたいと思います。
場所は、東急田園都市線・つくし野駅から北西に徒歩8分ほどの場所にあり、北側をJR横浜線の線路が隣接している坂道です。

殿山わき水坂(NO.384)1+
写真1

坂下あたりの様子です。(写真1)
左側に JR横浜線、右側がつくし野殿山・市民の森という緑地であり小山があるため、自然あふれる雰囲気でしたね。

またここには、写真1の左側に見えているとおり、「殿山わき水坂」と書かれた標識がありました。
坂名については、写真1の右側に隣接しているつくし野殿山・市民の森にて湧きでている(た?)湧き水に由来しているという説が有力とのこと。
なお、殿山については、今のつくし野殿山・市民の森あたりが、今よりも大きな山で、殿様の屋敷跡だったことから殿山と呼ばれてきたからだそうです。

殿山わき水坂(NO.384)2+
写真2

一気に坂上あたりまできて、坂下方向を見てみました。 (写真2)
横浜線の線路とともに、高低差もあるためか景色も開けていて、遠くには町田の市街地の街並みも見えていましたね。

殿山わき水坂(NO.384)3+
写真3

坂上あたりにはつくし野殿山・市民の森への入口もありました。 (写真3)
中は緑地ということですが、公園のよう散策できるつくりになっていましたね。

ちなみに、今昔マップでこのあたりの古い地図を見てみると、今回の坂道というか道路の記載が出てくるのは昭和50年からで、それまではちょっとした山のようになっていましたね。
なので、この坂道は写真1の風景も鑑みて「殿山」と呼ばれていた山を切り崩して通した切通の坂道ということみたいですね。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
町田市つくし野+南成瀬