今回は、調布市の「吉田の坂」を取り上げてみたいと思います。
場所は、前回取りあげた滝坂(NO.382)からすぐ北にあり、最寄り駅でいうと京王線・つつじヶ丘駅で、駅から北東に徒歩6分ほどのところにあります。

吉田の坂(NO.383)1+t
写真1

坂下あたりから坂上方向を見てみたものです。 (写真1)
この坂道も国分寺崖線上にあるためか、けっこうな高低差で、すでにこのあたりから急坂になっていました。

ちなみにここには坂名の由来が書かれているような案内板はなかったのですが、調布市による調査資料によると、この坂道の西側の三鷹市(中原1丁目)に昔からある吉田家に由来しているとのこと。
なぜここでいきなり三鷹市がでてくるかというとですね、写真1でいえば、道路も含めた右側が調布市で、道路左側の塀部分(または建物)からが三鷹市という、微妙な市境にある坂道だからですね。
なので、写真1でいえば、坂道の途中の左側のどこかに吉田家が昔あったからということみたいですね。

吉田の坂(NO.383)2+
写真2

さらに坂を上り、中腹あたりまできて坂上方向を見てみました。 (写真2)
このあたりはかなりの急坂でしたね。
さすがにこれほどになると、ドーナツ型の滑り止め舗装は必須かもですね。

吉田の坂(NO.383)3+
写真3

坂上あたりからの眺めです。 (写真3)
坂下のほうは遥か下でしたね。

あとは地図で見ると、道路の軸線的にちょうど富士山方向に向いているので、現在は樹木や周りの建物などで見えそうにないですけど、大昔なら国分寺崖上の場所でもあるので、遠くに富士山見えたかもしれないですね。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
調布市仙川町+ 東つつじケ丘

関連リンク:
→ 滝坂(NO.382)/調布市仙川町 - 東京坂道さんぽ