昨年記事にした「伊勢山皇大神宮・裏参道の階段と坂道」の続きです。
ずいぶん時間が経ってしまいましたが。。

伊勢山皇大神宮・参道の階段1
写真1

こちらが伊勢山皇大神宮の本殿ですね。(写真1)
このあたりはちょうど界隈の高台にあるようで、ここから裏参道、表参道ともに下る形になっていました。

伊勢山皇大神宮・参道の階段2
写真2

この界隈の地形具合もよくわかる参道の階段がこちらですね。(写真2)
写真2の背後に写真1の本殿があります。
遠くにはランドマークタワーではないですが、建設中の高層ビルも見えていましたね。

伊勢山皇大神宮・参道の階段3
写真3

写真2の階段をおりて右側をみると鳥居がみえるというなかなか変わった経路の参道が続いていました。(写真3)

伊勢山皇大神宮・参道の階段4
写真4

もうすこし下って鳥居の近くまできてみました。(写真4)
鳥居へと続く階段もおもしろいのですが、今回はなんといっても右側に見えていた大木が台風の影響で倒れたままになっていたことですね。
ここを訪れたのは昨年の9月で、台風が通過した数日後に訪れたため、まだ撤去されず残っていたのだと思います。

縁起がいいのか悪いのか。

伊勢山皇大神宮・参道の階段5
写真5

写真4で見えていた鳥居をくぐり、坂上方向を見てみたものです。(写真5)
奥がかくっと曲がっているため、ここから本殿は見えませんが、階段風景的に興味深いし、どこか建築的ですよね。

伊勢山皇大神宮・参道の階段6
写真6

見てのとおり神社の入口まできて、坂上方向を見てみました。(写真6)
参道の階段とともに、右側には駐車場の出入口もあり、奥には屋根付きの施設も見えていて(上には屋上庭園ぽい場所もありました。写真2の階段下に見えていた空間ですね。)、ほんと建築的なつくりの神社だなあと思ってしまいました。

伊勢山皇大神宮・参道の階段8
画像1(浮世絵)

ちなみに、写真6とだいたい同じ位置より、明治時代に、三代目広重が描いた浮世絵「横浜野毛伊勢山従海岸鉄道蒸気車ノ図」も残されていたりします。(画像1)

興味深いのは、浮世絵の坂上あたりに富士山が描かれていることですね。
地図で確認してみると位置的にはすこしずれていて実際にはこんな風に見えないかもしれないですが、それでも当時、境内のどこかから富士山が見えたからこのように描いたのかもしれないなあと想像してしまいますよね。

伊勢山皇大神宮・参道の階段7
写真7

最後は、伊勢山皇大神宮の入口に面した道路からの景色です。(写真7)
LINEトラベルjpの記事「桜木町駅すぐ!横浜ランドマークタワーも見える紅葉坂と界隈坂道めぐり」でも取り上げた無名坂です。
記事では横浜ランドマークタワーがよく見える坂道として紹介しましたが、実は今取り上げた浮世絵の右側にもこの坂道がかなりデフォルメされて描かれているんですよ。
おそらく昔は高い建物もなかったので海が見えたのかもしれないですね。
というか、このブログ記事を書くために浮世絵のことを調べていたら、この神社自体が、当時の港や海を一望できる名所だったため、三代目広重が描いたという説もあり、どうやら元々そういう場所だったみたいですね。
まあよくよく思い出してみると写真2の階段からであれば、昔なら海も見えたかもしれないので、気がつくべきだったんですが。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
横浜市西区宮崎町