昨日のブラタモリもイタリアのローマでしたね。
水がテーマでしたが、なんとその中で、スペイン広場の「スペイン階段」もでていましたね。

ローマについてはこの前の記事でも書いたとおり、ずいぶん前に行ったことがあるのですが、今回のブラタモリで登場した場所でいえば、トレビの泉とスペイン階段は同じく歩いたことは確実に覚えていますね。

そんなわけで、今回も忘れないうちに僕自身が2002年に撮った写真とともにローマのスペイン階段についてふれておきたいと思います。

イタリア、ローマのスペイン階段1
写真1

それがこちらですね。(写真1)
いまでこそ日本でもありそうな広場の階段ですが、やはりここはイタリア、歴史が違いすぎます。
この階段ができたのは1725年とのこと。(294年前!)
日本でいえば、江戸幕府8代将軍の徳川吉宗の時代ですか。
そんな時にこの階段はすでにできていたんですねえ。

ちなみにこのスペイン階段のある場所がスペイン広場と呼ばれていることは有名すぎますよね。
なぜイタリアなのにスペインかというと、かつて近くに存在したスペイン大使館にちなんでいるとか。

そして、この階段、正式名称は「トリニタ・デイ・モンティ階段(Scalinata di Trinita dei Monti)」というそうですよ。
要は階段上にあるトリニタ・デイ・モンティ教会の階段だからだそう。
しかも設計者の名前まで残されていて、フランチェスコ・ディ・サンクティスなる方の設計とのこと。(なお、ウィキペディアをみたら美学者、文学研究者とありましたが、同一人物なのかは不明です)

あとは、この階段、ブラタモリでも取り上げられていましたけど、映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーン(扮する王女)がジェラートを食べたシーンでも有名な場所ですよね。(そんなこともあり、現在は、階段でジェラートを食べるのは禁止らしいので気をつけてください。笑)

それにしてもこのスペイン階段、写真はこの1枚しか現地では撮っていなかったんですよね。
もうすこし坂上やら途中からだとか撮っておけばよかったんですが。
とにかく、この時は本当に建築物ばかり撮っていたんだなあとしみじみ。

イタリア、ローマのスペイン階段2
写真2

ただ、関連写真としてスペイン階段下のまさにスペイン広場を写真1と同じ場所から撮っているものは残していましたね。(写真2)
わかりにくいですが、正面には噴水も写っていますよね。
ちなみに、この噴水は「バルカッチャの噴水(舟の噴水)」と呼ばれています。
設計者の名前も残っていて、こちらは階段の人とは違う人物で、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニさんとのこと。

とにかく有名な場所なので人でいっぱいですね。
あとは、そこらじゅうに見える建物のファサードを模した仮囲いですが、今では日本でも時々見られるようになりましたが、この時ローマで見た時は衝撃でしたね。

ということで今回はこんな感じです。
でもまあ、昔撮った写真みながらこうして書いてみるのも悪くないですね。

地図
ローマのスペイン階段