今回は最近みた映画「ミケランジェロ・プロジェクト」のことでも。


ミケランジェロ・プロジェクト [DVD]
ジョージ・クルーニー (出演, 監督), マット・デイモン (出演) 形式: DVD


蔦屋レンタルなら準新作で置いているくらいの時期の作品(2015年11月公開)です。タイトルだけみるとなんかアート系の映画?という感じですが、まあ大なり小なりあっているとも言えますかね。
実は映画を見る前に、古本屋でタイトルと内容が気になって原作本を買っておいたのですが、そのまま読まずじまいでいたので、気になっていた映画ではあったのですよ。

内容的には、第二次世界大戦中のナチス・ドイツに略奪された美術品を奪還するという実話をもとにしたものらしく、実存した「モニュメンツ・メン」という美術品救出作戦を実行する部隊のメンバーが主役の映画でした。
元々、史実が元の映画なので、エンター・テイメント的には弱く淡々としているし、賛否両論の映画みたいなのですが、史実確認という視点でみると、アート好きならなにがしか響いていてくる映画かもですね。(なぜなら「モニュメンツ・メン」のメンバーが、アート系の人たちばかりですからね。まあそれ以外にもいろいろありますが。)
なお詳しい映画の内容については、ウィキペディアにもありますのでそちらもどうぞ。映画観た感じだと、予備知識として、これを事前に読んでおくと、淡々とした場面も乗り切れると思います。(笑)

とにかく、この映画のおかげで「モニュメンツ・メン」の活躍によって今の西洋の美術品がちゃんと世に存在している、あるいは残されたということを初めて知れましたし、もちろん映画を観ることで癒やされたりはしないです。でも元気はなんだかもらえました。

そして坂道散歩の時も、おおげさかもですが彼ら先人のような気持をすこしばかりでもいいので持ち続けて探索を続けたい気持ちは増しましたかね。(笑)

ちなみに、日本でも戦時中に文化財を守るなどの活動はあったみたいですね。(→『BS1スペシャル「美術家たちの太平洋戦争〜日本の文化財はこうして守られた〜」』)


ということで、世間一般的な映画紹介とは程遠いお気楽なノリと内容で書いてしまいましたが、この坂道ブログを読んでくれている方ならなにがしか響くものはあると思い、すでに観た方も多いかもしれませんが、あえてこちらでも取り上げてみることにしました。

(あとは、ビル・マーレイファンで、建築好きなら見るべしかも。笑)

最後に、このブログでは珍しいですが、「ミケランジェロ・プロジェクト」の予告動画のほうも張っておきますよ。