タイトルそのままですね。
今回は、2015年8月31日をもって建て替えのために閉館してしまったホテルオークラ東京の本館についてのことについて取り上げてみたいと思っています。
ただこのブログではやはり、建物自体というよりは、せっかくまわりに著名な坂道たちに囲まれた場所でもあるとおり、高低差にめぐまれた立地にあることから、他の方とはちょっと違った視点でもあり、このブログでは定番の視点で振り返ってみたいと思います。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる1
写真1

まずはこちらから。(写真1)
ホテルの北側にはこんな具合に広々とした場所があるのですよ。
撮影した時期は、ホテルの建て替えのニュースが流れ始めた頃に、直前になるとマークが厳くなるかもと思い、昨年の11月のなかばに散歩してきたものでありまして、この時点では、ホテルが閉館になったらブログにアップしようと思いながら歩き、こっそり撮影していました。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる2
写真2

写真1のうしろには、若干傾斜しているように見える道路が接しているのですが、実はここ、汐見坂なんですよ。(写真2)
ちなみにこの坂は、前にこのブログでも取り上げてますのでよかったらどうぞ。
→ 汐見坂 (NO.118) 


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる3
写真3

そして、肝心の坂道がここですよ。(写真3)
場所的には、写真1の右側のスロープを奥へすこし歩くとここにやってきます。
要は、写真1の側から入る側とは別の場所から入ってきた車が通る場所なのですが、現地で歩いていると、目の前の高低差具合と左に見えているオークラの外観が一緒に鑑賞できてかなり楽しかったです。
しかも、手前と奥の高低差具合もオークラの外観をみると、一発でわかりますよね。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる4
写真4

すこし坂を上ってみて、坂上方向を見てみました。(写真4)
坂は右に曲がる形で、まだ上っているようでした。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる5
写真5

いちおう、写真4とだいたい同じ位置より、坂下方向も見てみました。(写真5)
まだまだ坂下あたりという感じですかね。
ただ奥の道もスロープになっていることから、写真1の場所と比べると建物1階分くらいの高低差はある場所ということになります。



ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる6
写真6

あと、写真5の左側には、こんな場所がありました。(写真6)
通常は、こういうところまでは気にして撮影しないのですが、さすがに見納めかもと思うと、やはり撮らずにはいられませんでした。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる7
写真7

奥を覗くと、これまたかなりの高低差の階段が。。(写真7)
見た感じ建物1階分以上の高低差がありそうですね。
この道路の下にも、オークラのなんらかの施設があるということですかね。
ということは、取り壊しの際は、やはり今回取り上げた坂道も無くなってしまう可能性が高いということなのかも。。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる8
写真8

坂道にもどりまして、さらに坂を上り、坂上方向をみてみました。(写真8)
この位置から坂道をみると、カーブしながら上る感じとか建物の関係とかが面白いですね。
やはりこの写真も通常なら、写真4でまとめて説明をすませてしまうところなのですが、見納めということで今回は載せてみたのですが、坂道の曲がり具合とか坂道と建物の関係部分なども含めてあらためてじっくりと写真で見るとかなり良い感じですね。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる9
写真9

せっかくなので、写真8の位置からの坂下方向の景色なども。(写真9)
こうしてみると、坂道はもちろん、右側のオークラの外観の庇の飛び出し具合が比べられて、これはこれでまた楽しい写真なのかも。(そして、そういう視点で、写真3とか写真4を見直してみると、これまた感慨深いですね。)


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる10
写真10

そして、もうすこし坂を上り、坂下方向を眺めてみたものです。(写真10)
もうこれは、個人的には絵はがきにしたいくらいのものかもですよ。(今、思えば、三脚たててきちんとここから撮っておいてもよかったかもと後悔しておりますが。。)
こうしてみるとオークラの外観ておもしろいですね。(もちろん坂道との関係もです。)


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる11
写真11

次は、写真10とだいたい同じ位置より、坂上方向を見てみたものです。(写真11)
さっきまでと同じくかなりの急勾配の坂道でした。
ここからのも坂道景色的にはおもしろいかもですね。
ちなみに奥に見えている高層ビルは、ANAインターコンチネンタルホテルのようですね。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる12
写真12

さらに坂を上り、坂下方向を見てみました。(写真12)
こうしてみると右側の擁壁のようにみえていたものもオークラの施設の一部だったということがわかりやすいかもですし、高低差具合もしかりという感じ。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる13
写真13

こちらは、写真12の左のほうに見えていた車が止まっていた砂利の駐車場からのホテルオークラの外観です。(写真13)
今回の坂道散歩では、坂道景色と同様に、いかにオークラの建物もいい位置で見れる(撮れる)かも気にしながら歩いていたのですよ。
ただこの位置からだと、太陽光のおかげで、ファサードがこれまで見てきたような色とりどりな変化のある感じとは違い、あまり変化のない(のっぺりとした)ように見えていたのはおもしろい発見だったかも。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる14
写真14

再び坂道にもどりまして、さらに坂を上ってみました。(写真14)
こんなところで車が駐車するのかとも思いましたが、地面には「駐停車禁止」という表示が書いてありました。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる15
写真15

そんなこんなで、やっと坂上あたりまでやってきて、坂下方向を眺めてみました。(写真15)
もうここまでくると、途中、いろいろと景色的にも楽しめるポイントが多くあったためか、坂下ははるか下という感じでした。


ホテルオークラ東京の坂道を歩いてみる16
写真16

ちなみに写真15の右側にはこんな景色が広がっていたのいたのですよ。(写真16)
坂道好きなら知っている方も多いとは思いますが、右に見えている道路は霊南坂の坂上あたりなのです。
こちらも過去にブログなどで、坂道を取り上げてますので、気になる方はどうぞ。
→ 霊南坂 (NO.117) 
→ アメリカ大使館と霊南坂
なので、今回の無名坂(そう、ここでいきなり登場しましたが、ここは名前のない坂道なのです)も実は霊南坂と同じ高低差具合のはずなので、そのあたりのことも想像しながら歩ければ最高ですが、そうもいかなそうなので、過去のブログ記事を見ながら、今回の無名坂と比べてもらえれば、違った感覚が味わえるかもですね。


ということで、これから取り壊されてしまうであろうホテルオークラ本館(特に内部)についてはいろんな方々が独自の視点で書かれているものも多々ありますので、そちらをみていただくことにして、今回の坂道散歩は長々となってしまいましたがこんな感じです。



住所
東京都港区虎ノ門2-10-1