所在地:大田区西馬込1-11あたり

にほんぎ坂と呼ぶそうです。
場所はみちくさ学会でとりあげた相生坂の坂上からJRの線路わきの高低差がうねうねしている道をてくてくと東方向にすこし歩くと、今回の坂道の坂上あたりにやってきます。

二本木坂(NO.236)1
写真1

まずは坂下からの様子など。(写真1)
なんてことない普通の住宅街を抜ける道が坂だったという感じの坂道でした。
道幅も広めで、勾配具合も適度な感じで、てくてく歩くにはちょうどよい距離感と勾配ですかね。

あと、写真でも見えているので、ここで書いてしまいますけど、ここにもいつもの坂の碑があり、
『この坂道は、馬込の八幡神社付近の南坂を通り、旧池上村根方方面に向かう古い道である。坂名は、旧馬込村の小字二本木に由来する。』
とありました。

また大田区のHPにもこの坂の記載があったので、そのまま抜粋しておくとですね、
『第2京浜国道(国道1号線)から、西馬込一丁目4番と19番の間の道を西へ入り、しばらくすると折れ曲がり勾配も変化する坂道が現れます。この坂道が二本木坂です。この付近一帯は、馬込村小字二本木と呼ばれていましたが、坂名はその地名に由来するのだろうと思われます。この坂道は、八幡神社の南の南坂からここを通り、旧池上村の根方(仲池上一丁目付近)に通じた古い道です。付近の新幹線にかかる橋は、二本木橋と名づけられました。』
とのこと。

とりあえず坂名は地名由来のものみたいですね。

二本木坂(NO.236)2
写真2

次はもうすこし坂を上り、坂下のほうをみたものです。(写真2)
坂の説明にもあったとおり、このあたりからだと、坂道自体が徐々に折れ曲がりながらもなにか不安定にうねうねしている感じもわかりやすいんじゃないでしょうかね。

二本木坂(NO.236)3
写真3

もうすこし坂を上り、坂上のほうを見てみました。(写真3)
このあたりは坂下の勾配具合にくらべると、かなり緩やかな勾配になっていました。

二本木坂(NO.236)4
写真4

だいたい同じ場所より坂下のほうを見てみると勾配具合の差が一目瞭然ですね。(写真4)
でも坂道はまだ続きます。

二本木坂(NO.236)5
写真5

さらに写真3の奥のほうに見えていたあたりまで上り、坂上のほうをみてみると、どうやらこの坂の頂上あたりが見え出していました。(写真5)
このあたりになるとまた傾斜具合が急になっているようでした。

二本木坂(NO.236)6
写真6

ちなみに写真5の左のほうには、遠くにこのブログでも前にとりあげた丸い給水塔がちらちらと見えていましたよ。(写真6)

二本木坂(NO.236)7
写真7

で、もうすこし坂を上ると、坂上あたりの様子もはっきり見えてきました。(写真7)
いちおう道の両サイドに背の高いフェンスが見えてますけど、あのあたりに坂の説明でもでてきた二本木橋があり、その下を東海道新幹線やら東海道線の線路があるというわけですよ。

二本木坂(NO.236)8
写真8

そんなこんなでやっと坂上までやってきたので、いちおう坂上からの景色なども。(写真8)
坂道自体がくねくねしていたので、現地ではもうここからはどの方向に坂下の場所があるのかということさえ地図みないと確認できないほどだったかもです。

二本木坂(NO.236)9
写真9

そして、最後は坂上の二本木橋のところで今回の二本木坂と直行する形で東海道線が走っている線路の様子など。(写真9)
いちおう写真9は西方向(写真8でいえば右側)を見ていたりします。
なので、この向こうにある相生坂一連の無名坂の記事を読んでもらった方ならもうおわかりかもしれないですが、ちょうどこの線路の向こう、写真9でいえば線路を渡る歩道橋の上あたりに時期があえば富士山が見えるそうですよ。

まあ、ある意味、隠れ富士見坂っていうやつですかね。
富士見坂という名前はどこにもでてきませんけどね・・・。

地図
大田区西馬込1-11あたり