今回もいちおう無名坂の話なのですが、もしかししたら名前あるかも?という坂道を取り上げてみたいと思います。

場所てきには、前にみちくさ学会の「大田区仲池上の神社の名前に由来する眺望坂」で取り上げた八幡坂のすぐ隣にある子安八幡神社の境内にあります。
また境内にある階段なので男坂と呼んでもいいのかもしれないですが、今のところ、この階段には名前はついていないようでした。

子安八幡神社の急階段1
写真1

そんなわけで、まずは坂下からの様子です。(写真1)
どちらかといえば、まち中でよくみかける小さな神社なのかなあと思っていたのですけど、なんともこの坂下と本堂のある坂上をつなぐ階段の高低差具合が半端なくて、おもわずびっくりという感じでした。
でもよく考えてみえれば、八幡坂の坂名の由来にもなった神社ですし、歴史もありそうなので、こまかく調べてみるとおもしそうな史実もでてくるのかもしれないですが、そのあたりのことはまた別の機会にということで。。

子安八幡神社の急階段2
写真2

次は坂下からひとつ目の鳥居のところまできて、坂上のほうを眺めたものです。(写真2)
このあたりから急に勾配がきつくなるつくりになっていました。
赤い手摺も気になりますが、このあたりは誰がきめたんでしょうかね?

子安八幡神社の急階段3
写真3

すこし階段を上り、今度は坂下のほうを見てみました。(写真3)
まあ、ここからの眺めはどこにでもある神社の景色という感じですかね。

子安八幡神社の急階段4
写真4

ただ、写真3の左側をみると、変わったつくりの擁壁になっていました。(写真2でも見えてましたけど。。)(写真4)
それにしても急勾配ですね。
でもここまですらりと奥にのびている感じはかっこいいかもです。

子安八幡神社の急階段5
写真5

で、次は坂下から2つ目の鳥居のところまで上り、坂下方向を見てみました。(写真5)
もう坂下からはかなりの高低差ですね。

子安八幡神社の急階段6
写真6

そして、同じ位置から坂上のほうを見てみると、やっと本殿がしっかりと見えてきました。(写真6)

子安八幡神社の急階段7
写真7

そんでもってやっと、本殿のある坂上までやってきました。(写真7)
いちおう坂下の様子もうかがえますけど、怖くてあまりみたくなくなるほどの高低差ですね。

子安八幡神社の急階段8
写真8

そしてそして、ちょっとした発見として、同じく坂の頂上からすこし右のほうを見てみたものがこちらです。(写真8)
なぜこの方向をみたかというとですね、実はこの方向に富士山があるからなんですよ。
地図で再確認したときはちょっと愕然としたというか。
こんなひっそりとした神社の階段なんですけど、実はこの隠れ男坂、南西方向に下るかたちをしていて、しかもこの高低差やここからのこの見え具合からすると、時期があえばおそらく富士山が見えると思うんですよ。(ただ今のところ、ネットなどの情報ではここからの富士見情報はありません。)

なので、もしここから富士山が見えるということがわかれば、都内でもかなりめずらしい存在の場所にもなりそうなので、この階段にもなにか名前がつくとおもしろいかもですね。(期待をこめて、笑)。

ということで、今回はこんな感じです。

住所
大田区仲池上1-14