今日で、とうとう15年ですか。
この日が近くなると、テレビやら新聞、ネットやらで、震災後の神戸なんていうことで、地元の神戸の様子がとりあげられるので、やっぱり意識してしまいます。
(というか、忘れません。)

15年といえば、1995年の震災の年に生まれた子なら、15歳。
義務教育もこの歳までだし、働くことだってできる年齢ですよね。
しかも、15歳といえば、個人的な興味で恐縮ですけど、だいぶ前に読んだ「ソフィーの世界」なる本を家の本棚の奥の方からひっぱりだしてパラリとみかえしてみると、この物語では、14歳から15歳になる時期であることにも、なにか意味があるようにも書かれていて、自分自身どこかひっかかることも多く、地震とはなんにも関係ないんですけど(汗)、この15年という月日を経たということには、なにか考えないといけない時期なのかなとも思ったりしました。

ただよくよく考えてみると、いま僕が暮らしの中心としている東京だって、戦前ではありますけど、今から87年前の地震(関東大震災の16年後に第二次世界大戦がはじまってます・・・)で被災しているわけであって、その点は、忘れないようにしなきゃいけないなあと思いつつも、この関東大震災の教訓がすこしでも残っていたら、もしかしたら、神戸での地震の被害ももうすこし小さくできた可能性もあったのかもと思いつつも、やっぱり戦争が間に入っているので、無理な願いだったんですかね。
そんなこともあり、この1月17日前後の日になると、いつもそうなのですが、地震のことなどについて書くか書かないかで迷ってしまうのですけど、やっぱり今年も記録がてら書いておくことにしました。

メリケンパーク1

最後にこの写真ですが、今年も例年どおり神戸に帰省したわけですが、写真は、三宮界隈の海沿いにあるメリケンパークという海辺の公園内の「神戸港震災メモリアルパーク」という地震当時の被災状況のまま一部を保存している場所を歩いた時のものです。
近くには広々とした広場や神戸メリケンパークオリエンタルホテルとホテルオークラ神戸が海側と山側にあったりと、なかなかいい感じの雰囲気で、僕自身はずかしい話ですが、震災前にきたきり訪れたことがなかったので、ちょっと驚きの場所でした。

メリケンパーク2