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所在地:目黒区青葉台1

かみむら坂というそうです。
場所は、旧山手通り沿いにある代官山ヒルサイドテラスのあたりから、北へすこしばかりテクテクと歩いた場所に上村坂の坂上があります。

上村坂(NO.157)1
坂上より

これは旧山手通り側から見た坂上からの風景です。
この写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、坂道自体はかなりの急坂で、ヒルサイドのほうから坂上の旧山手通りの洒落た街並みを歩いてくると、いきなり景色がひらけて遠くの街が見え、道のほうをみると崖でもあるのか、という具合の場所がここです。。(これはここを歩いたことがある方しかわからない感覚かもしれませんです。)
とにかく、坂上からの景色はなかなかのものかもです。

あと、数値だけ言ってもわかりにくかもしれませんが、写真でもちらりと標識が見えていますが、ここの坂道の勾配は17%とのことですよ。
まあ言ってみれば1m進むと17cm上がるという具合みたいですが、あまりピンときませんですな。。(笑)
でも都内にはさらにツワモノの25%という坂道もあるようなので、これぐらいではなんとやらという感じなのですかね。。

あともうひとつですが、坂道をすこし下ったあたりでクキっと道が曲がっているあたりにエジプト大使館が見えていたりしますよ。

上村坂(NO.157)2
坂の途中より

そして、すこし坂道を下り、坂上の方を見たものです。
ここからだと、かなりの急勾配具合がわかりやすいんじゃないですかね。
しかもすでにこの時点で、坂上とは建物一階分以上の高低差がありそうな感じです。
坂上の車も見えていないし。。

ちなみにここにはいつもの坂の碑があり
『上村坂という名前の由来は、明治時代の軍人で海軍大将・男爵まですすんだ上村彦之丞(かみむらひこのじょう)の邸宅が、この坂の上にあったためといわれている。』
とありました。

ということは、写真で見えている左右の建物か坂上に見えている建物あたりが、かつての上村彦之丞の邸宅ということなんですかね。

上村坂(NO.157)3
坂の途中より2

さらに坂道をちょこっと下り、今度は坂下のほうを眺めたものです。
このあたりまでくると、坂道の勾配具合もいくぶんかゆるやかになり、そのためか道路の舗装もドーナツタイプではなく普通のアスファルトタイプになっていました。

上村坂(NO.157)4
坂下より

最後は坂下あたりよりです。
もうここまでくると、坂上のほうはまったくみえず、なぜだか坂上の雰囲気とはまたひとあじ違った景色に見えたかもです。
あとこの坂道を歩いていて気がついたことといえば、道の両サイドには大小さまざまな塀が見られ、建物はその一歩奥にある感じが、けっこう気になったかもです。(だいぶ記憶がぼんやりしていますけど。。)

ということで、目黒区の上村坂を今回はぶらりとしたわけですが、実はかつて、坂上の旧山手通りをへだてた渋谷区側(このあたりは通りのこっちとむこうで目黒区と渋谷区という具合になっているようです)の猿楽町と鉢山町の境の道も上村坂とよばれていたことがあったみたいですね。
(※これは“江戸東京坂道事典”を参考にさせていただきました。)

地図
目黒区青葉台1