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所在地:港区南麻布3

やっこ坂と呼ぶそうです。
場所は、新坂 (NO.102) の坂上あたりのフィンランド大使館の横を東へすこし歩くと、奴坂につながっています。

奴坂 (NO.103)1
坂下あたり

坂下あたりと書いているので、あれ?と思うかもしれませんが、たしかに見た目では、下り坂なのですが、下ってさらにまたあがる坂道で、江戸東京坂道事典にも西へ下る坂道(ということは東へとあがる坂道)と書いてあったので、こうしてみました。

ちなみにここには、写真でも見えているとおり、いつもの坂の碑があり、
『竹ヶ谷の小谷で谷小坂、薬王坂のなまりでやつこう坂、奴が付近に多く住んでいた坂の三説がある。』
とありました。
(奴をネットで調べてみると、Wikipediaに説明がありました。また竹ヶ谷とは、麻布区史に古来ここを竹ヶ谷と称し、別にねくるみ村といい、古くは鶯の名所であったということが書いてあり、かってのこの地域の呼び名のようです。)

奴坂 (NO.103)2
坂の途中より

もうすこし坂をのぼるというか東側へ歩くと、こんな感じでした。
道自体は、イボイボの舗装になっていることからも、見た目以上にけっこうな勾配の坂道のようですね。
また、左側は幼稚園と小学校があり、そのためかいい感じで木々が生い茂っていました。

奴坂 (NO.103)3
坂の途中より2

そして、こんどは2枚目の写真と反対方向を眺めたものです。
ここからは、見た目にもわかりやすい住宅街という雰囲気になり、目の前にはカーブしていて先が見えませんが、さらなる急坂が見えていました。
なので、2枚目の写真とあわせて、このあたりは、坂道の途中でちょっとした谷になっている部分となっているようです。

奴坂 (NO.103)4
坂の途中より3

そして、急坂をテクテクと。。
ここはなかなかの勾配具合でした。

奴坂 (NO.103)5
坂上より

そんでもって、やっと坂上にやってきました。
急勾配の坂でしたが、特に景色がひらけているというわけではありませんでしたが、右側には、よく街でみかける小さな児童公園があり、そのためか、これまた立派な木々が生い茂り、坂道にもとびだしていました。
また、江戸東京坂道事典に、この坂道のことを、5枚目の写真の坂上あたりより”西に入り、さらに折れて南へ下る小阪”と書いてあり、もしかしたら2枚目の写真を左へいくと下っていたので、そこも奴坂の一部なのかもしれませんし、かってあった道なのかもしれませんが、今回は一枚目の写真に坂の碑があることもあり、それにしたがって歩いてみました。

地図
港区南麻布3