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所在地:港区元麻布3あたり

きつね坂とそのまま呼ぶそうです。
場所は、前回の狸坂 (NO.73) の坂下とつながっていて、別名、大隈坂ともいうそうで、さらに狸坂に対して狐坂と呼ぶようになったとも言われているそうです。

狐坂 (NO.74) 01
坂下あたりより(写真1)

いちおう坂下あたりとしていますが、実際の坂下は、もうすこし下でほとんど狸坂 (NO.73) の坂下あたりらしいのですが、今回は、その予想地点よりすこしあがったところのものにしてみました。(写真1)

ということで、道幅はちょうどいい感じでしたが、勾配のほうになるとちょっときついかなというくらいなのですが、なにせ坂道が長くずっとつづくのがなんといっても利いていて、写真でみてもわかるとおりなのですが、自転車に乗ってのぼるにはかなりきつい坂道でした。

狐坂 (NO.74) 02
坂の途中より(写真2)

すこし坂道をあがった場所ですが、右側(ちょっと坂下ですが・・・)には本光寺という古くからあるお寺があり、そのためか立派な木が生い茂っているのが目につくのに、左側の建物がやけに新しいのがなんとも対照的でした。(写真2)

あと、僕が行った時は、以外に車の通りが少なかったので、自転車でぶ〜んとかっ飛ばすには気持ち良さそうでしたよ。(笑)

狐坂 (NO.74) 03
本玄寺(写真3)

また、2枚目の写真のすぐ左側をみると、本玄寺という、やたらと近代的なつくりのお寺があり、よくよく考えてみるとここも、坂道の途中にお寺が何度もでてきますね。(写真3)
ついでに、左側に六本木ヒルズも見えているのですが、ここの建物がコンクリート仕上げの今っぽい建物のためか、同時に写してみても、けっこうふつうな感じにみえてしまいました。

狐坂 (NO.74) 04
坂上あたり(写真4)

坂上あたりの様子ですが、このあたりにくると勾配もゆるくなりだしたのですが、なんと今度は左側に中国大使館があり、ここではうまいこと姿がほとんど見えていないのですが、まわりには警備の警察官のかたが何人もおり(汗)、写真が撮りづらい雰囲気でした。(なんとか警察管のかたがほとんど写らない場所がこのポイントということですよ・・。)(写真4)
なので、中国大使館の門などもこの坂道沿いにあったのですが、上記のとおり、今回は撮れませんでした。

また、ここの坂道には、いつものような坂の碑は見当たりませんでした。

ただ、江戸東京坂道事典に当時のこのあたりのことがすこし書かれており、
『このあたりは藪下の地名が語るように藪原で、狸坂、狐坂、黒闇坂がいずれもその藪下にくだっており、大正初期まではたいへん寂しい場所であったという。』
とあり、以前は寂しい場所だったとのことですが、逆に今は、それがメリットになっている感じで六本木ヒルズなどがチラチラと横目に見えているほどすぐ近くの場所にもかかわらず落ち着いた閑静な住宅街になっているようでしたよ。

地図
港区元麻布3あたり